資産運用サポーター ~eMAXISを支える人たち~

資産運用サポーター ~eMAXISを支える人たち~ 「投資信託を企画している人、運用している人ってどんな感じなんだろう」「どんな人がeMAXISのWebサイトを作って、いろんな情報を発信しているんだろう」運用会社って何をしているのかわかりにくいイメージをお持ちかもしれません。。。このコーナーでは、eMAXISに携わっている当社のヒトを紹介していきます。私たちのことを知っていただき、少しでもeMAXISを身近に感じてもらえればと思います。

ここで紹介するヒトの想いは共通しています。
「お客さまの未来づくりのために、一人でも
多くの方に投資信託をご活用いただきたい。
その為のお手伝いを精一杯させていただきたい。」
是非、ご覧ください。

最終回 プロダクト・マーケティング部
  • どのような業務を担当していますか?

私たちはチームで、商品企画からブランド戦略、プロモーションやWebサービス提供等を担当しています。特にWebサービスの領域では、ネット上でいかに皆さまのお役に立つ情報やサービス、メッセージをお届けするかを常に追求しています。その中で、eMAXISブランド全体ひいては業界全体の活性化を図ることが使命ととらえ、日々の業務に臨んでいます。

  • 具体的にはどのようにして活性化を図るのでしょうか?

大きく3つの方法を想定・実行しています。

一つめは、幅広い投資機会のご提供です。eMAXISが単一資産からロボアド※1機能に対応したバランス型商品まで、インデックスファンドシリーズとして業界最多(2017年2月末時点)のラインナップを揃えているのは、様々な投資ニーズにご対応できるように目指した結果です。今後も、皆さまの声にお応えできるような商品の提供をめざしていきます。 二つめは、付加価値サービスのご提供です。窓口での購入に比べて、ネットの取引では投資家の皆さまご自身で判断いただくことが多く、そのための情報収集も必要です。そこで、私たちはeMAXIS専用サイトを通じて市況情報はもちろん、ファンドの解説動画や、積立シミュレーション等のツール、ロボアド「ポートスター」※2、当サイト「ポートステーション」といったお役立ちサービスをタイムリーに提供できるよう日々サービスの企画・開発に携わっています。

最終回 プロダクト・マーケティング部

最後は、投資への一歩を踏み出していただけるようなサービスのご提供です。日本における投資信託の認知・理解度はまだまだ低く、「投資=お金持ちのやること」とのイメージがあります。そこで、私たちは少額から始められる投資信託の基礎から“長期分散投資”“積立投資”といった投資スタイルの解説等、皆さまの気づきやきっかけとなるような情報提供を心がけています。

以上の3つの底流には「投資にちょっと興味がでてきた」という段階から、次に「購入」していただき、そして「継続して投資しつづける」という様々な局面において、「eMAXISは投資家の皆さまとともに、その先へ」という私たちの想いがあります。

  • 最後に、お客さまへメッセージをお願いします。
最終回 プロダクト・マーケティング部

まだまだ「投資」と聞くと「怖い」という抵抗感があるのが多くの方の印象かと思います。その「怖さ」の原因は知らないことによる敬遠にあるのかもしれません。私たちは、eMAXISというブランドで、ネット上での情報・コンテンツ提供等を通じて「怖さ」が解消され、一人でも多くの投資家が誕生し、「eMAXISっていい商品だよね」と思っていただける姿を想像しながら仕事をしています。これからも、私たちのサービスにご期待ください。

※1 国内のロボアドバイザーは多数存在しますが、ロボアドバイザーが提示した資産配分で投資を行うために①投資家自らファンド等を購入する必要があるもの、②投資を一任するもの、の2つに大きく分けられます。三菱UFJ国際投信が提供するロボアドバイザーは①に当たります。

※2 ■ポートスター(以下、本ツール)は商品選択のイメージを掴んでいただくための参考情報を提供するためのものであり、単独で勧誘に用いられるものではありません。■本ツールで投資家に提示されるファンドは三菱UFJ国際投信のファンドであるeMAXIS最適化バランスに限定されており、これ以外の三菱UFJ国際投信および他社ファンドや、さらには投資信託以外の金融商品は提示の対象に含まれておりません。■本ツールはバランス・ファンドが適合すると考えられる投資家に対して、eMAXIS最適化バランスを構成する5ファンドの中から当該投資家にとって最適と三菱UFJ国際投信が考える1ファンドを一例として提示するものですが、投資家ごとにその知識、経験、財産の状況、および投資目的は異なることから全ての投資家に当てはまるものではありません。

最終回 プロダクト・マーケティング部

最終回 プロダクト・マーケティング部

第5回 システム開発編
  • 担当業務について教えてください。

第5回 システム開発編

白畑

私のチームでは、eMAXISシリーズを含めたWEBサイトの開発・運営などを担当しております。

このポートステーションのほか、ポートスター、eMAXISサイトを通じて、より多くのお客さまにeMAXISシリーズに関心をお持ちいただく為に何が必要なのか、また、既にファンドをお持ちのお客さまに必要なサービスは何があるのかなどを日々チームで議論を重ねています。

  • eMAXISシリーズの開発で心掛けている点は何ですか?

第5回 システム開発編

白畑

eMAXISシリーズは、WEBサイトがお客さまとの接点の主軸となります。

そのような背景から、他ファンドと比較してWEBでの情報提供には特に注力しています。
具体的には、ファンドの基本情報は「eMAXIS専用サイト」、これから投資を始める方には「ポートスター」、投資を続ける方には「ポートステーション」などお客さまそれぞれの投資経験やステージに応じたサイトのほか、PCだけでなくモバイル端末をご利用のお客さま向けのサイトもご用意して、数十種類の多様な機種での動作確認を行ったうえで、操作性や見やすさの改善などを日々行っております。

また、eMAXISシリーズのお客さまは、ITリテラシーが高い方が多いと思われるため、WEBの最新技術の調査を行い、それをサイトの見やすさ、解りやすさに活用出来ないかを常に研究しています。

  • eMAXIS関連サイトの今後について教えてください。
白畑

eMAXISシリーズは、投資初心者からベテランまで幅広いお客さまにご支持いただいているファンドです。 このため、どのお客さまにも理解を深められるコンテンツを維持・拡充していく必要があると考えています。

WEBサイト開発担当としてお客さまの利便性を高めるために、これからも新しい技術や表現方法へどんどんチャレンジしていきます。

これからもeMAXISシリーズのWEB提供サービスを楽しみにしていてください!

第5回 システム開発編

第5回 システム開発編

第4回 トレーダー編 藤川・半田
  • トレーダーってどのような業務をしているのですか?

第4回 トレーダー編 藤川・半田

半田

トレーダーは、ファンドマネジャーから受けた注文に対して日々売買しています。その際、少しでも取引執行にかかる手数料も含めたコストを低く抑えられるよう尽力しています。相場状況やファンドマネジャーのニーズ等に応じて、売買の方法やタイミングを変え、発注の際には、複数の証券会社からの提示価格を比較検討した上で、取引を成立させています。単に「価格を比べる」と言っても、各証券会社の強みや特性を踏まえ、どの証券会社に価格を聞くか、というのはトレーダーの裁量が大きく、ファンドのパフォーマンスにも直結する部分なので責任の重い役割です。

その他には、より良い執行を達成する為のデータ蓄積や事後分析、手数料の管理、コンプアライアンス遵守、制度変更への対応、システム更改対応等があります。どれもお客さまからは見えにくい仕事ですが、トレーダーの基礎部分で手の抜けないものばかりです。その中でも、特に重要となるのがコンプライアンス遵守です。守って当然ながら、多くの法令があり内容が変わることもあるため、しっかりとした管理と対応が必要です。

また、最近ではアルゴリズム取引とよばれるコンピューターを用いた自動発注が主流になってきており、システム取引でも遅れをとらないようシステム更改やノウハウの蓄積等にも積極的に取り組んでいます。今後は、AI(人工知能)実装によるシステム取引の利便性拡大が議論されており、売買の方法や選択肢はさらに広がるかもしれません。

  • トレーダーとして、日々心掛けていることはなんですか?

第4回 トレーダー編 藤川・半田

藤川

ファンドマネジャーからの注文を日々売買執行する中で、世界経済の動きやマーケットの動向に注意を払い、お客さまにとって最良となる執行を目指しています。

eMAXISシリーズは幅広い商品を取り扱っており、対象となる地域や資産によってトレードの手法も様々です。そのため幅広く情報を収集することはとても重要で、世界経済の動きやマーケットの動向に常にアンテナを張り、必要な情報を的確にキャッチできるように努めています。そして、刻々と変化し一分一秒を争う状況下で最良の売買を行えるように、日々心掛けています。

  • eMAXISシリーズのようなインデックスファンドの売買で大変なことはなんですか?
半田

インデックスファンドは、指数に連動するパフォーマンスを目指す為に非常に多くの銘柄を保有しています。そのため、一度に売買する銘柄が非常に多く、時間的制約がある中で、円滑な取引の執行を要求される点が大変です。

加えて、指数に連動する為には、基準となる「市場の終値」を目指した執行をしなければなりませんが、「市場の終値」というのはインデックスファンドの基準価額にも直結する値なので、自らの取引で不用意に動かさないよう関与できる範囲が制限されます。そのような制約下でも、「市場の終値」に極力近づけるようコスト削減の取り組み等を行い奮闘しています。

  • お二人は、子育てしながら働く「ワーキングマザー」と聞きましたが、限られた時間の中、工夫していることはありますか?
藤川

上記のように、色々な制約のある状況下で、大量の注文を執行し、多くの業務を成し遂げるには、チームワークがとても大切になります。場合によっては、一分一秒を争うこともある為、マーケットの情報や、執行時のノウハウをチームメンバー全員が共有することはもちろん、コミュニケーションを頻繁に取っています。各自の業務量や抱えている問題点をチームで共有することで、互いにサポートし合う環境を実現しています。

また、主担当と副担当を設ける等、業務を分担しています。それぞれの役割が明確になり、一日の仕事量やスケジュールの見通しが立てやすくなりました。自分の担当する業務がトラブルなく順調に進めば、定時に退社しています。私達の様なワーキングマザーにとって、非常に働きやすく、やりがいの感じられる仕事だと思いますね。

半田

そうですね。常に互いの状況をこまめに確認し合うことで、役職に関わらず、意見が言いやすい雰囲気があり、風通しの良い職場になっていると思います。有給の取得もしやすいので、月に1回は有休取得をして、子供の行事等に利用しています。

  • 最後にお客さまへのメッセージをお願いします
藤川

私は周りの家族や友人からよく「トレーダーって何をやっているの?」と聞かれます。

一般的にトレーダーという仕事は馴染みがなく、お客さまと直接お会いすることもありません。しかし、常にお客さまの大切な資産を預かっているということを忘れず、自分自身や大切な人のお金を扱っているつもりで日々業務へ携わっています。

藤川・半田

eMAXISシリーズは設定以来順調に残高拡大しております。幅広い商品ラインナップから、「自分だけの投資スタイル」にあった商品を探せる同シリーズは、今後より一層お客さまから選ばれる商品になると期待しています。

多くのお客さまから安心して任せられるよう、縁の下の力持ちとして、これからもeMAXISシリーズを支え続けていきたいと思います。

第4回 トレーダー編 藤川・半田

第4回 トレーダー編 藤川・半田

第3回 商品開発編 野尻広明
  • 新しいファンドを設定するまで、主にどのような業務をどのような想いで行っていますか?

第3回 商品開発編 野尻広明

野尻

ファンドの設定に携わる中で、「自分の両親や友人におすすめしたい!」、「自分もこの商品で投資したい!」と思える商品であるかどうか、という目線を大事にしています。

誰でも購入可能な公募ファンドの場合、一つのファンドを設定するまでに、通常、数ヵ月にわたって準備を行っています。私が所属している商品開発部は、色々な部署の多くの関係者と協力しながら業務を進めています。商品性を決定するのはもちろん、運用における実務面の確認(運用可能かどうか)から始まり、目論見書やホームページの作成、関連する契約、役所への届出等多種多様な業務を色々な部署と連携して行っています。さらには、対外交渉や社内調整、スケジュール管理など商品を開発する業務の事務局として、ファンドの設定までかかわっております。

このように、多くの人が関わり、多くの課題をクリアにしていくことの積み重ねで一つのファンドが誕生しますので、自分が関わったファンドが世に出る際は、手塩にかけた子どもがようやくスタートラインに立つことができたような想いがします。少し大げさですかね。

  • ファンド名をつけるとき、工夫していることなどを教えてください。
野尻

第3回 商品開発編 野尻広明

ファンド名をつける際に最も気を付けていることは、わかりやすさです。

ファンド名は、商品を組成するなかでも、大事な要素の1つです。そのため、ファンドの商品性などをイメージしやすいネーミングとなるよう心掛けています。

とはいえ、その商品性を的確に表すネーミングを付けることは非常に難しい作業です。キャッチフレーズにも近い要素があり、短すぎても伝わらない、長すぎるとわかりにくく使いづらいなどの可能性があり、毎回四苦八苦しながら決定しています。

「eMAXIS」シリーズは、基本的にインデックスの名称をそのままファンド名に冠するのではなく、「何に投資しているのか」がわかりやすいようなファンド名にするよう心がけています。(「名は体を表す」といいますが、「名」だけに拘っているわけではなく、「体」、つまり「その商品に最も適したインデックスや投資手法などは何か」といったファンドの中身にももちろん拘って組成を行っています。)

私は数多くのファンドの組成に携わってきましたが、なかでも「eMAXIS最適化バランス」のファンド名には、こだわりを持っています。通常、リスク水準の異なるファンドの違いを表す場合、「安定型」「成長型」などといった名称を使用することが多いです。しかし、目標リスク水準によって運用のイメージをお伝えしても、投資が身近でないお客様にとっては具体的なイメージが捉えにくいということもあります。そこで、その商品性をより身近にわかりやすくイメージして頂けるよう、「サッカーのポジション」にちなんでネーミングを考えました。例えば、「マイゴールキーパー」はそのポジションの位置づけから「eMAXIS最適化バランス」の中でも保守的な運用をしていることがイメージしやすいのではないかと思っています。

  • 最後にお客さまに向けてメッセージをお願いします
野尻

2016年8月末において、国内の投資信託(ファンド)の数は5,838※本存在し、1年前と比較すると300本以上増加しています。

数多くある選択肢の中でも、「eMAXIS」シリーズはその時々の時流に合った商品を提供し続けることで豊富で魅力的なラインナップの維持を目指します。また、様々なお役立ち情報やツールを、広く投資家のみなさまに提供し続け、“投資するなら「eMAXIS」”とご用命いただける存在になれるよう尽力いたします。

今後とも「eMAXIS」シリーズの発展にご期待ください。

※出所:投資信託協会(公募株式投信の本数)

第3回 商品開発編 野尻広明

第3回 商品開発編 野尻広明

第2回 ファンドマネジャー編 荻野太陽
  • インデックスファンドってどんな運用をするファンドですか?またどのような点が魅力なのですか?

第2回 ファンドマネジャー編 荻野太陽

荻野

投資信託は運用スタイルによって大きく「アクティブファンド」と「インデックスファンド」に分けられます。簡単に言うと、アクティブファンドは日経平均株価などの各種指数を上回る運用成果を目指すファンドであるのに対し、インデックスファンドは各指数の構成銘柄を決められた比率で保有することで、その指数の値動きに連動するリターンを目指すファンドです。

こう聞くとアクティブファンドの方が良さそうに思われるかもしれませんが、実際には日々の資金流出入や投資制限などもあり、プロのアクティブファンドマネジャーでも各種指数を上回る運用成果をあげるのはとても難しいことです。またお客さまにとっても、常に勝つファンドを見極めることは難しい面もあるでしょう。

一方で、インデックスファンドは良くも悪くも常に各種指数の値動きに近くなるような運用成果を目指しますから、投資初心者でもインデックスファンドを購入することで簡単に日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)といった市場全体の動きに連動するリターンを得ることが期待できます。このような手軽さがインデックスファンドの魅力の1つだと思います。

また、アクティブファンドは良い銘柄を厳選するために企業調査や経済分析などに多くの手間や費用がかかりますが、インデックスファンドは決められた比率で銘柄を購入するため、アクティブファンドと比べて売買や銘柄入れ替えの頻度も低くなることから、運用にかかるコストが相対的に低くなる傾向があります。その結果、お客さまからいただく運用管理費用(信託報酬)も相対的に低くなるケースが多いのも大きな魅力です。低コストで日経平均株価やTOPIXといった市場全体に投資することができるのですから、活用してもらえたらうれしいですね。

  • 各種指数の値動きに連動することを目指して、決められた比率で銘柄を保有しているということであれば、インデックスファンドの運用は簡単だと思われるのですが、普段はどんな仕事をしているのですか?
荻野

第2回 ファンドマネジャー編 荻野太陽

決められた比率で銘柄を保有し続けるのは実は簡単なことではありません。組入銘柄や比率の変更はしばしば発生するので、ファンドマネジャーは売買などによってその対応をする必要があります。1つでも処理を誤ると、決められた比率からたちまちズレが生じてしまい、対象となる指数の値動きについていけなくなってしまいます。そして対象とする指数の種類も、日経225、TOPIX、NYダウなど数多く存在します。現在私が担当しているファンドはeMAXISシリーズだけでも5種類あり、それらのすべてについての変更を正確に把握・対応することが求められます。

また、投資信託は日々、お客さまの資金が出入りします。我々ファンドマネジャーはそれらを合計した何千万円~何十億円という金額の株式や先物などの売買を行うのですが、その数量も決められた比率に正確にあわせる必要があります。

このように、皆さんのイメージとは違うかもしれませんが、インデックスファンドマネジャーは日中慌しく細かい作業に追われながらファンドの運用に邁進しています。

  • インデックスファンドを運用するにあたって心掛けていることはありますか?
荻野

インデックスファンドに興味をお持ちのお客さまは、運用に係るコスト意識の高い方が多いように思います。そんなお客さまの厳しい目にも自信を持って向き合えるよう、私自身もコスト意識を強く持つようにしています。

例えば、先述の通り各ファンドでは毎日のように取引を行っていますが、お客さまからの資金の出入りを先読みして買ったものを、実際は予想と違ったためにすぐに売るような非効率な取引を極力減らすなど、取引コスト削減の工夫を行っています。お客さまから託された大切な資金を運用しているわけですから、1円の無駄もなくしたいという思いで日々取り組んでいます。

  • 最後にお客さまに向けてメッセージをお願いします
荻野

一般的にはアクティブファンドマネジャーの方が花形でかっこいいイメージがあるかもしれません。しかし、私は「自分が心から人に薦められるファンドを運用したい」という強い思いを持ってインデックスファンドのファンドマネジャーになりました。中でもeMAXISシリーズは家族など身近な人に対してもよく話題にしているファンドです。ぜひ一人でも多くの方にその魅力を感じていただきたいと考えています。そのためにも、ベストな運用成果を目指すことはもちろん、情報の発信やご要望にあったファンドの提供など、日々様々な形でお客様の役に立てるよう努めていきたいと思います。

今後ともeMAXISシリーズを末永くよろしくお願いします。

第2回 ファンドマネジャー編 荻野太陽

第2回 ファンドマネジャー編 荻野太陽

第1回 eMAXIS誕生!代田秀雄
  • eMAXIS(イーマクシス)の誕生は2009年。当時、ネット向けノーロードインデックスファンドというカテゴリーはほとんどありませんでした。そのような時期に、あえてeMAXISを設定した背景はなんですか?
代田

投資信託の本質は「アクセシビリティ(accessibility)」にあると思います。海外の債券や株式など直接投資することが難しい資産についても、投資信託を通じて容易に投資することができるということです。しかし、その投資信託も投資家にとって購入しづらい状況でしか販売されていないのであれば、真の意味で「アクセシビリティ」が確保されているとは言えません。

平日の9時から15時の間に銀行や証券会社に足を運び、投資信託を取引できる人は限られています。勤労世代の投資家が、自身の資産形成についてじっくり考え実行できるのは、平日の深夜か週末でしょう。このような投資家が投資信託にアクセスできるチャネルはインターネット。一定のITリテラシーを持っていれば、いつでも投資信託が取引できること、これこそが究極の「アクセシビリティ」ではないかと考えました。

インターネットで投資信託を購入するということは、窓口のように販売員から投資信託の商品性について丁寧な説明を受けられるわけではありません。自分で情報を集め、資料を読む必要があります。従来、窓口の販売員が担っていたことを、お客さま自らでやっていただくことを考えると、投資信託購入に至るまでの垣根を低くすることが不可欠だと考えました。そのためには、手数料が低水準であることと、インデックスファンドという分かりやすい商品性が求められました。

投資信託の製造・運用を担っている立場の私たち自身が、「アクセシビリティ」を根底に置いた上で、あったらいいなと思う商品を作った、それがeMAXISです。

  • 「eMAXIS」という名前はどのような想いが込められていますか。
代田

2008年9月に当社初のETFを設定した際に、MAXISというブランド名を冠しました。MAXISは、「MAX(MAXIMUM):最大の、最高の」と「AXIS:中心軸」を合成した造語です。お客さまの資産運用のセンターポジションに高品質のプロダクトを幅広く提供したいという思いを込めました。

ネット向けノーロードインデックスファンドを新たに組成する際にも、お客さまの資産運用のセンターポジションに立ちたいという思いは同じであったことから、MAXISとの相乗効果を期待し、インターネット取引として普及していた”eコマース”の”e”を付けて「eMAXIS」としました。

「秋葉原あたりでちょっと知られた人気者」から全国区のスターダムに駆け上がっていってほしいと思います。

  • eMAXISシリーズとして最初にファンドを設定してからまもなく7年、シリーズ残高も2,000億円を超えるまでに成長しました(2016年7月末時点)。ここまでお客さまに支持されてきた理由はどこにあるでしょうか。
代田

eMAXISは、お客様のご支持とご期待に応えうる魅力的な商品をご提供し続けるとともに、サスティナブル(維持可能)なビジネスモデルであることが大切であると考えています。

その上で、eMAXISのコンセプトである、低コストでわかりやすい商品性、そしていつでも取引できるという「アクセシビリティ」が、投資家の皆さまのニーズと合致したことにあると思います。また、多種多様なインデックスファンドやバランス型ファンドを取り揃えてきたこともその要因のひとつだと考えます。

これらを背景に、設定当初、ネット証券のみだったeMAXISの取扱い販売会社は、その後多くの銀行や証券会社にも拡がりました。このようなことが2,000億円超までご支持いただいている理由だと思います。

  • eMAXISを保有していただいているお客さまや、これから投資信託をご検討されるお客さまへのメッセージをお願いします。
代田

私たちは「投資信託は、あなた(お客さま)と社会をつなぎ、可能性に満ちた未来を創ることができる」と信じています。

私たちはeMAXISがあなたの資産運用のセンターポジションにふさわしい投資信託でありつづけるために、継続的な情報の発信、ロボアド「ポートスター」のなどの新たなサービスの強化、そして「“受益者還元型”信託報酬の導入」など業界に先駆けた取り組みに努めてまいります。

そして私たちはeMAXISを通して「あなたに寄り添い歩み続けること」をお約束します。

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